わがまま、言わせてよ【ミュージシャンとの恋】
そして、左手の甲をメンバー達に向ける。
「こーゆー事なんで」
会場の照明は高級なシャンデリア。
そのシャンデリアの明かりが、上にあがった手に直射する。
見てみれば、自分の薬指が、キラキラ光ってる。
「「マジでーッッ!!!??」」
「嘘だろー?!」
マネージャーは顔をバッ上げて、
アキラさんは目をパチクリさせてる。
ツバサさんも、表情を変えて驚いていた。
ヒロキさんは、持っていたグラスを落としてしまった。
−−ガシャァンッ