わがまま、言わせてよ【ミュージシャンとの恋】

嫌そうな顔をしながら。


『マネが
手出すかもしんないから、おまえも行けって言われたー』



「そんなことしませんよッ//」


否定しながらも
顔が赤くなっていくヨシキマネージャーだった。



『だから俺はカヨちゃんの、仮護衛さん♪』


本物は
今頃オロオロして練習どころじゃないねー、と言い加えるとアキラさんは立ち上がった。




『だから、さっさと行こうねー』




そう言うと、
あたしの脇にすっと手を入れ、力を入れて起き上がらせた。



『カヨちゃん軽いなー』





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