わがまま、言わせてよ【ミュージシャンとの恋】
家を後にして、
あたし達三人はマネージャーの車へ向かった。
「好きな所に乗ってくださいね」
そして車に乗り込む。
あたしが座ったのは助手席の後ろ。
隣には、アキラさんが乗り込んできた。
もちろん、ヨシキマネージャーは運転席。
みんなが乗った事を確認すると、マネージャーは車を走り出させた。
「…すげー」
隣で感動しているアキラさん。
なぜか、あたしを見ながら。
「…何が?」