うらばなし
「それがとりあえず、千人受けするような小説を書くことだと?」
ええ。
楽しんで書いていき、時折遊びで、たった一人のために書くような作品もあり、流行に便乗して周りの反応を楽しんだり、誰にも受け止められないような自分の世界観を書いてみたり。
はは、まずいな。書くってやはり楽しい。
「幸せそうだなぁ」
幸せ者ですよ。はい、幸せです。
上記の作品どれにでも、読者はついてくれるのですから。
不思議ですねぇ。
不可思議ですねぇ。
なのにとっても有意義であり、至福であり、興味深い。
ああ、だいぶ話が脱線しましたけど。まあ、いいでしょう。
読者数、PV数気にするのは仕方がありませんが、増えないと嘆く前に、なぜ書くのかを再確認すれば、あまり気にならなくなりますよ。
「達観というか客観というか歪んでいるというか……、お前って、深いようで浅はかだよな」
深く考えるのが苦手なんですよ。深く視すぎると余計な色ばかりが目立ちますから。
空は青い。
ええ。なぜ青いだとか理屈を探る前に、空は青いという事実の“綺麗さ”だけを感じれば、はは、世の中楽しいことだらけだ。