うらばなし


イ「……」


姫「おや。自らの祈りと神の存在を疑うのですか」


イ「い、いえ、そのようなことは……!そうですか、我らが全知全能なる神があなたを救った。救われたあなたはいわば、神に愛された女性――どうです?我らがカトリックに入信なさいませんか」


姫「私には『ロードノオカシ』という盲信する神的な存在がいるのでお断りします」


イ「聞いたこともない名ですが、そうですか。無理強いはしません。ただ、道に迷われた時は我らが神に聞くといいでしょう。慈悲深く寛大な神は、いつでもあなたの入信をお待ちしておりますわ」


姫「勧誘しなければならないほど、カトリックは信者不足で?」


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