うらばなし
姫「ミナナさんを撮るのですね」
カ「いや、自分」
姫「……、きゃー」(リアクション)
カ「一時期はミナナの写真を撮っていたけど、紙を抱き締めたところで温もりはないと気づき、やめた。レンズ越しでミナナを見るより肉眼で。シャッター押すぐらいなら、ミナナの体をプニプニしたい。総じて、写真なんか無意味だとの結論に至った」
姫「そうしてご自身を撮るとは……。確かにカルツさんは、かなりいい体をしていますが」
カ「ミナナを抱く体なら、やはり凛々しくあろうとした成果だ。腕立て、腹筋、スクワットを毎日三百回。時には動物園のライオン相手に鍛錬をし、体を鍛えている。人間相手よりは、獣の方が鍛えられるから」
姫「愛する人のために、健気な努力をなさっているのですね、ホロリ。そうしてミナナさんが愛する自分に酔いしれ、黒歴史確定の自分撮り大会を始めてしまったのですね」