うらばなし


姫「名前をゴキにしなければなりませんかね」


ミ「いえ、特に嫌悪はしていません。カルツさんも男性ですから、一目見ただけで女の私に『絶世の美女』と思わせる女性を見たら、そりゃあ、組み伏せたくなりますよね」


カ「絶世の美女だなんてミナナにしか当てはまらない!一目じゃなくてじっくり見ればいい、ゴキブリにしか見えなくなってくるから!」


姫「さすがの私も、傷つきますね、ぐすん」


カ「ミナナ、ミナナっ、開けてくれ!」


姫「外側から鍵でもかけているのでしょうか」


カ「いや、ドアノブ掴んで必死に押さえ、『ぬぐぐぅ』状態でいるみたいだ。なんて可愛い真似をっ」


姫「想像したら確かに可愛いですね」


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