うらばなし


シャ「誇りに思え!高貴なるわしの餌としてやろう!」(がぶぅっ)


ク「いっ、いてええぇ!」(振り払う)


シャ「きゃふんっ」


ク「くっそ、いきなり噛みつくなよ。歯形つくほど思いっきり噛みつきやがって!」


シャ「人間風情が、わしの餌になることを拒み、あまつさえ、わしをふっ飛ばすとは……!万死に値するっ、身の程を弁えぃ、小わっぱ――うきゃっ」


ク「噛みつくわ、口悪いわで、躾なってないぞお前っ」(拳骨済み)


シャ「きゅうぅ……」(悶絶ぷるぷる)


ク「……。だ、大丈夫か」


シャ「に、人間風情の拳骨で、な、泣くわけがなかろうに……。わ、わしは大人。気高きレディじゃから、な、涙など……」


ク(下手に慰めたら、逆効果か……)「ほら。これ食べろ」

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