うらばなし
ーー
ひーめー、お久しぶりでございます。
「ええ、お久しぶりです」
ああっ、麗しき姫君!久々にあなたと抱擁を交わしたい!
「どうぞ、どうぞ」(腕ひろげー)
ぅわー、い゛っ!
「おやおや、どこからともなくお玉が。あなたの手のわきわきに、ロードの怒りを買ったようですね」
ぐっ、いやらしい気持ちなんかないのに、条件反射で……
「お玉が、当たった場所に冷えピタを貼って置きますね」
ありがとうございます。ーーはっ、もしやあの朝、『この冷えピタまだ使えるっ』となったのは。
「こっそり夜中に取り替えました」
ひ、姫(じーん)。
なんて優しい。しばらく、うらばなし更新出来なかったというのに!
「がおー」
お怒りを買った!?
「いえいえ、冗談です。いくら更新が一ヶ月近くなかったとしても怒りなどしません。寂しかっただけで。ーー少しぐらい、顔を見せて下さい。こちらが顔を見に行ってしまいますよ」
す、すみません。って、謝る前に、裏話ですよね。姫も語らいを望んでいるでしょうし。
実はですね、『書籍化されない作品』に多くの書き込みがありまして。いやはや、何年も前に書いたのに、またこうして上げられるんですねー。
「そんなことより、しそ昆布の話をしましょう」
そんなこと認定!?
まっ、うらばなしでは、裏話ぃ話題を持ち出さなければーー
「そんな縛りは、一年も前になくなっているでしょうに」
否定出来ないっ。