うらばなし
ーー
遊戯室にて。
阿「あ、わたるんハッケーン!」( ´艸`)
渉「おっと、阿行さん、いきなりおぶさらないで下さいよ」
阿「浴衣わたるん萌え萌え」(*´▽`*)
渉「どこにでもある浴衣ですが……」
阿「猫っ毛なんだねぇ。クルクル」
渉「いつもは帽子でごまかしていますけど、毎年ひどくなっていくんですよね」
阿「わたるんは可愛いまんまだねっ」
渉「そろそろ大人の男としてたくましくなりたいですよ」
五「ここにいたか、おぶさり娘!」
阿「あ、ホーホー」(。・ω・。)
渉「五十鈴さん、どうしたんですか。汗だくですよ」
五「その子が下着もつけずに、館内を走り回ったせいだーーって、お前!そんな状態で渉におぶさるな!女だろう!?」
阿「わたるんにはいつもこうやってるもーん」( ̄∇ ̄)
五「渉、まさかお前!」
渉「僕だけじゃなく、他の人にも阿行さんはこの状態でおぶさりますからっ」
阿「最近はわたるんにしかおぶさってないもーん。わたるんは特別だから、サービスいっぱいしちゃう」(○´∀`○)
五「渉、今日はみっちり話をしよう。親として、もの申したい!」
渉「えぇ……」
阿「ねえねえ、わたるん。これ、卓球だよねー?」
渉「そうですよ。阿行さんは卓球初めてですか」
阿「見たことあるけど、やったことなーい。わたるんやろー」
渉「いいですよ。なら、僕がいる反対側にーー」
阿「やっぱりやらない」
渉「また唐突な」
阿「だってー、あっち側行ったら、わたるんと離れなきゃいけなくなるもん。わたるんと離れたくない」
渉「阿行さん、気持ちは嬉しいんですが、これ以上の発言は五十鈴さんの血圧を上げてしまうことになりかねませんので、せめておぶさるのは止めて下さい……」