うらばなし
誉「秘密です。酔っ払った人は次の日、お酒飲んでからの記憶がなくなるのです。だから、その間に色んなことをしても警察に通報されないよ、って聞きました」
瑞「またバイト先で変なことを教わったか。通報されることするの?」
誉「……はっ、そ、そんなことしません瑞希さんを傷つけたりとかそんなことは!ともかくも、飲んで下さい!色々やりたいことがあるんです!」
瑞「誉が言うなら飲むけど。でも、記憶がなくなる、か。ああ、それなら」
誉「へ、み、瑞希さんっ、まっ」
瑞「酔った。だから、何をしても許されるよね。次の日になれば記憶がなくなるほど、今の俺は俺じゃないんだから」
誉「ダメです!ぐでんぐでんになった瑞希さんを介抱して、その寝顔を撮らなきゃいけないんですから!」
瑞「可愛らしさの塊だね、ほんと」
誉「瑞希さん、案外酔ってます!?」
瑞「うんうん、酔っているよ。記憶がなくなるほど。ほんと可愛いなぁ、誉は。蝶?花?天使?生後三ヶ月の猫?まあ、どれも誉に敵わないけど」
誉「ビミョーなラインでいないで下さいーっ」
瑞「さて、酔ったけど。誉はどうやって介抱をーー」