うらばなし
骨「目、節穴ってんじゃねえぞ、ェアーン?ともかくもだ、ここでてめえを倒せば、また俺の時代がやってくる!大妖怪様の恐ろしさ、見せてやんぜ!ヒャッハー!」
ド「……」ガオー
骨「おうおうおう、喧嘩に保護者呼ぶあまちゃんか、巫女よぅ。あまちゃん名乗るには、可愛さと訛りが足んねえぞ、ゴルア!どらごんなんて最強生物を舎弟にするぐれえだ、てめえ、ほんとは相当よええな!」
依「なっ、ドラちゃんは舎弟じゃなくてお友達よ!」
ド「……」ソーダソーダ
骨「かーっ、ぺぺっ!まあだ、んなこと言ってんのか!人間は人間としかつるまねえように、妖怪も妖怪としかつるまねえんだよ!全国妖怪お友達計画ぅ?へそが茶を沸かすぜ、ブゥワアアカ!お友達と思ってんのはてめえだけで、そのどらごんだって、餌貰ってるから、一緒いるだけなんじゃねえの!」
依「違うわ!この子だけじゃなく、みんなきちんとした友達よ!人間と変わりなく、一緒に生きられて、互いの笑顔を望める友達よ!第一、私が全国の妖怪とお友達になりたいのは、妖怪は忌むべきものじゃないって、他の人間たちに分かってもらうためよ!」
ド「……」コクンコクン
骨「そいつは人種的にも妖怪じゃねえって、そもそものつっこみをしてやろうか、ェアーン?いけめんのつっこみで、観衆にピンクな悲鳴を上げさせんぞ、ゴルアァ!」
依「溝出くんにもその気があるなら、お友達になりたいと思っていたけど。お友達になる前に、とことん説教ね!」
骨「三つ指ついて、なって下さいとも言えねえ奴たぁ、つるむかボケェェ!いいぜ、大妖怪の真価を見せてやる!ーーただし、どらごん!てめえは駄目だ!」
ド「……」ガオー
依「ドラちゃんは下がって!」
ド「……」エー
依「この大馬鹿くんには、きつーいのお見舞いしちゃうんだから!」
骨「ヒャハハっ、骨が鳴るぜえぇ!大妖怪ならではの必殺技を今ーー」