うらばなし

クロス「姫ーっ、姫ー!用事(ミッション)って、なんですかー!」

ロ「……」

姫「ジロリとしないで下さい。まあまあ、見ていれば分かります」

ク「ここに来れば良いって言うけど、つうか、ミッションってーーん?」

……。

ク「おい、何こんなとこで寝てるんだ。風邪引くぞ!」

……。

ク「起きろって!あ、姫知らないか?」

……。

ク「……、おい。おいって。ふざけるのも大概にーーって、血!?」

姫「成功です」

ロ「単細胞が……」

ク「し、しっかりしろ!口から血がっ、な、なんで!おい、おいって!」

姫「見てください、ロード。クロスが空波の肩に手を添え、抱き上げていますよ。普段ならば、あんな密着は有り得ないはずです」

ロ「安否確認で人肌に触れさせる下らない作戦を立てたのか……」

姫「人肌に触れられるだけでなく、その人の優しさも感じられるスペシャルなハグです」

ロ「密着はしてるが、ハグとやらの域ではないぞ……」

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