うらばなし
紫「雛、俺はいつでも雛の味方だよ」
雛「……?」
紫「むしろ、よくやったと思う。穏やかな顔つきをしているから、一撃で仕留めたんだね」
雛「??」
紫「さて、問題はこれからだ。ダイイングメッセージを消したところで、血液反応は簡単に出てしまう。科捜研の女でやっていた。だとすれば、ここには最初から何もなかったという状態を作らなきゃね。火のない所に煙は立たないに準ずれば、死体消せばそもそも殺人があっただなんて誰も思わない。ね、雛。後は俺が綺麗にやっておくから、ゆっくりとお休み。疲れただろう?ひーな」
雛「……!ち、ちちち、違いますよ!わ、私じゃないです!Hですけど、私じゃないです!」
紫「俺に隠し事なんかしなくていい。どんな雛でも愛していられるから」
雛「ごかっ、誤解です!わ、私じゃっっ!」
紫「誰にも雛を捕まえさせたりなんかしないよ。雛を捕まえるのは俺の役目なんだから。冷たい牢獄じゃなくて、温かい寝室で余生を過ごすといい」
雛「信じてくださーいいぃ!」
ロ「遊んでいるな……」
姫「そ、そんな、まさか雛さんが犯人なんてっ!まさかあの人がっ、の代表選手権で一位を取れますよ!」
ロ「君も遊ぶな」