うらばなし
紫「ああ、良いこと思いついた。逆に雛が指名手配されたら、もう外も歩けないよね。俺がずっと匿い守ってあげるのも悪くないなぁ」
雛「しぐれさああん」(号泣)
姫「これ以上は、雛さんが可哀想ですね。しかして、ドッキリでしたプレートは未完成」
ロ「これの製作は、それほど大事なことなのか」
姫「やむを得ません。ここはーーピー」(ホイッスル)
紫&雛「え」
姫「警察でーす、無駄な抵抗はやめなさいー」
雛「ち、ちち、違います!違いますよ!あ、べ、弁護士の黙秘権ををを!」
紫「雛、混ざってるよ」
姫「安心して下さい。警察ながらも名探偵スキルを持つ私は、一目であなたが犯人ではないと分かりましたよ。犯人は、この他にいる!」
雛「す、凄いっ。たった一目で見抜くなんて!」
紫「どう見ても、まだ息してる人だけどね」
姫「ふむふむ。背後からナイフで一突き、通り魔の犯行に見せかけていますが。ナイフの位置からして、身長はそれほど高くはない。そうして、争った形跡がないとなればーー顔見知りの犯行であるのが高い。ピー、ピー。被害者の女性関係を当たりましょう!」
マンナカ「……」シュタ
雛「わっ、大きな犬!」
紫「雛、危ない。噛みつく犬だ」
マ「……」チガウチガウ
姫「私の相棒にして、優秀な警察犬、マンナーカです」
マ「……」(エッ)
姫「ですよね」
マ「……」ウ、ウン