うらばなし
あちらに行かないように、こちらと結ぶ。
自身を生かすものに、命綱を繋げてみせる。
「それでも、鎖でないのは、いつでも行けるようにであると見透かすよ」
結び目は、簡単に解ける。結んだのが自身なのだから。
だからこそ、自身の意思で解くことをしないんだ。
そんな独白(夢)の話。
根っからの物書きは、どんなことでも文章に残したがり、読み返す。
私にだけ意味が分かればいい話。いつかロープの使い道を考える時にまた、ここを覗くために記そう。
ーーこんな馬鹿なことを書いていたんだと、思える時が来たときも然り。