うらばなし
ーー
猛暑日で、36℃というふざけた気温。
人はこんな気温を聞けば、大概、人の体温じゃまいか!とツッコミます。
私めもその一例。じゃまいかと駄洒落交えてみますが、全然寒くならない。
こんな不快指数インフィニティな気温ですが、ふと思いました。
人の体温=人肌の温もり。
はっ、なれば、この全身を包み込む温もりは、誰かに抱きしめられている温かさ。
つま先から頭まですっぽりと、目を閉じてその温もりを感じ取る。
するとどうだろう。背の高い男性に抱きしめられている気にもなってくるではないか。
私めの中では、ロード。
離して下さいまし、暑いです。
と拒否をしても、ロードは離してくれない。
知ったことか、俺のすることに文句を言うな。と半ば強引に私めを抱きしめ続ける。
そうともなれば、この暑さも致し方がないと許容出来る。むしろ、ロードったらそんなに甘々したい気分なのですね!とかき氷以上にその暑さを欲しますね!
「暑さで頭がやられたか」
はっ、ロード!いつでもどーぞ!
「……」ぺし
あぅ。
「寒気立つことを妄想するな。したとしても、声に出すな。不快だ」