うらばなし
空波RPG
ーー
賢者、わたるん。
踊り子、阿行。
阿「みてみて、わたるーん。ひらひらー。露出度70%だよー」( ´艸`)
渉「露出度高すぎますよ……。せめて、30%が妥当かと」
阿「えー、だって踊り子だから、これぐらいしなきゃ。相手を状態異常にするんだもん」(`・ω・´)
渉「状態異常どころか、恐らく鼻からの失血死に繋がりますよ」
阿「あっ、わたるん見て見て!『魔王様こちら』って書いてあるよ」
渉「ダンボール看板に書いてあることを真に受けないように。魔王城はまだまだ先です」
阿「じゃあ、それまでわたるんと一緒ってことだね!うわあい、ふゆっきーに自慢しちゃおう!」
渉「されない方が賢明かと……ん?」
骨「ヒャッハアアァ!ここは通さねえぜえ!」
阿「モンスターだ」(´Д`)
骨「やめて、なんか傷つくじゃねえかその呼び方ぁ!モンスターじゃねえ、俺は大魔王溝出さまだ!頭がたけえ、ひかえろおお!」
渉「テロップには、雑魚モンスター・ウザッヒャー。レベルマイナス100と書かれていますね」
骨「どんなバグ!?おうおう、わたるんよう。賢者だなんてカッコイい職業で、ちぃと調子乗ってんじゃねえの、ェアーン?わたるん人気の火付け役は俺様だぜぇ?女子高生の一人や二人紹介してやってもいいんじゃねぇのぅ?」
阿「わたるんは私が守るー。えい!」
【踊り子のこうげき!
ウザッヒャーは状態異常になった!】
骨「ぐはあぁ!てめぇ、なんて技を使いやがる!あ、頭が重い!地面から離れねぇ!」
渉「ローアングルでなに見ているんですか……」
阿「わたるんー、わたるんも何かやってー」
渉「何かって、僕の覚えている魔法、一つしかないんですよね」
骨「ヒャヒャ、なあにが賢者様だ!ふぁいあか?あ?らいたーみたいな炎出すふぁいあか?おお?」
渉「そんなに言うなら、ええと」
骨「ヒャッハー、俺が賢者に成り代わって、おぶさりっ娘との二人旅をしてやんぜええぇ!」
渉「バルス」
※ウザッヒャーが、滅びました。