うらばなし
なつやーすーみー、いえいっ。とか言う曲があった気がします
ーー
砂浜にて。
雛「海です!」
紫暮「そうだねぇ」
紅葉「なのに、なーんで雛は水着の上からパーカー着てるのかしらぁ。一緒に水着選んだのに!」
紫「雛の水着がやけに際どかったのは、君の差し金か」
紅「雛の露出度を足だけにしたのは、あんたの差し金ね」
紫「前々から思っていたのだけど、君と雛って仲が良すぎるよね。雛のスマフォのメールや着信履歴は大概、君で埋まっているし。まあ、それを知ってから、雛のスマフォが俺一色に染まるようしたけど」
紅「幼なじみ特権に何か不満があるの?悔しかったら、ヤンデレ彼氏特権で監禁生活でもしなさいな。カメラ持参で応援するわよ」
紫「刺激が強すぎて目も当てられない世界に自分から進むのか」
紅「そっちこそ、あたしの要望全てに答えられるのかしらねえぇ!」
雛(し、紫暮さん、紅葉ちゃんのこと、すっごい見てる。紅葉ちゃん、黒のビキニだもんね、スタイルいいし、正直、同性の私でも恥ずかしくなる水着姿だもの。男の紫暮さんは余計に……。
紫暮さんが喜びそうな水着を紅葉ちゃんに選んでもらったけど。紫暮さん、水着見るなりにパーカー着せてくるし、やっぱり白よりも黒が良かったのかなぁ。
こ、このままじゃ、紫暮さんが紅葉ちゃんに……っっ!わ、私も紅葉ちゃんに負けないようにしなきゃ!)
紅「馬鹿ねっ、嫌がっていても体は正直ルートがいいに決まっているじゃない!」
紫「それは否定しないけど、雛は最終的にはーーん?」
紅「あれはーー」
雛「し、しししし、紫暮さん!」(パーカー脱ぎっ)
雛(恥ずかしいけど恥ずかしいけど恥ずかしいけどっ)「私と泳いで下さーーあれ、二人ともどこに?」
紫「おい、お前。何を撮っているんだ」
紅「ハゲ中年、バッグの中のカメラごと、海水に沈めるわよ」
紫「ちっ、あれもか」
紅「あ、あっちにも!何なのこのビーチは!」
紅&紫「雛を撮らせてなるものかっ!」
雛「ふ、二人ともー。い、行っちゃった。色んな人に声かけて……わ、私のことなんか、うぅ。こ、こうなったら一人で泳ぎますからねーっ!」