うらばなし
それぞれの場所で、空を見上げる
姫「花火を一億発上げたいと思います」
クロス「億!?」
姫「こちらも負けずに対抗致しますよ」
ク「何にですか、何にっ」
姫「しかして、用意出来たのは一発のみ。今年は私たちの負けですね」
ク「勝手に挑んで、即負けですか……あ、いえ!一発用意出来ただけでも凄いです!流石は姫!」
姫「数では負けたので質で勝負。職人さんに大玉を用意してもらい、更に、空波ワールド全ての人が見られるように作品の壁を無きものとする改良を行った物がこちらです」
ク「さらりととんでもない事言ってませんか!?にしても、大きいですねぇ。姫ぐらいありますよ」
姫「ごろごろー」
ク「花火の玉で玉転がしないでください!あぶっ、あぶなっ!」
姫「ふう。後は装填し、打ち上げるだけですね」
ク「大砲の打ち上げ台でもいいんですか……」
姫「さて、クロス離れましょう。近くにいては危険です。離れて、後はこのスイッチでーー」