うらばなし
なんやかんやで、このうらばなしも続いている
ーー
雛「あ、紫暮さん!」
紫暮「ごめん、少し来るのが遅くなって。雛のシャンプーがもう少しで切れそうだったの思い出して、買ってきたよ」
雛「わ、わざわざすみませんっ」
紫「こんな時は、『ありがとう』だよ」
ーー
雛「洗濯物が乾きません!ちょっと、外に干します」
紫「この寒さなら暖房効いた中の方が乾くと思うけど。あ、俺の洗濯機を乾燥機付きにするから、良ければ同棲しようか?」
雛(ぴくっ)
紫「……」
雛「も、もも、もったいないですよっ」
紫「そう」(後一歩か)
雛「洗濯物が溜まる一方で、本当にこまーーあれ、この洗剤」
紫「温水機能がない洗濯機じゃ、水が冷たくて粉洗剤は残るからね。液体洗剤買っておいたよ」
雛「わ、わざわざ、すみっーーあ、え、ええと、ありがとうございます!」
紫「どういたしまして」