うらばなし
ーー
紫&雛「ごちそうさまでした」
紫「やっぱり、雛の手料理は一番だね。毎日食べたいよ」
雛「そ、そう言ってもらえると嬉しいです。ーーあ、紫暮さんは座ってて下さい!わ、私が片付けますから!紫暮さんはお客様です!」
紫「そう。じゃあ、お言葉に甘えて寛ぐよ」
雛「横になってもいいですよー」
紫「気が向いたらね」(食器洗う後ろ姿が見えるのも、ワンルームの利点だな)
雛「ん?あれ?この洗剤」
紫「あ、切れそうだから買っておいた。それ、手荒れし難いタイプのものだから良いかなぁって」
雛「な、何だか、紫暮さんとつき合い始めてから、日用品を買った記憶が……」
紫「彼女の私生活を熟知するのは当然だろう?日用品無くなって困る姿は見たくないから」
雛「し、紫暮さんの負担軽減のため、買いだめします!」
紫「ワンルームのどこに収納するのかな?」
雛「紫暮さんの負担にいぃ!」
紫(ありがとうだけで、報われるのにな)