うらばなし
「ふむふむ。でもいまいちピンときませんね」
有名どころで言えば、「人民の人民による人民のための」なんてものもそれに当てはまるみたいですよ。
「確かに、一度聞いたらちょっとやそっとじゃ忘れませんね」
多用と言うわけではありませんが、私が小説を書く際にはこの「三つ続けて」は意識していますかね。
文章の端々にあったりします。
「それだったら鮮明な描写を書くべきでは?」
確かにそれで読者に上手いと言わせるのもいいですが、こういった方法を使って上手いと思わせ、更には覚えてもらう文法も必要かと。
色んなところで“魅せる”のもまた書き手の勤めですから。
「大変ですね」
そうですが、案外面白いですよ。
自分で読み返して、なんかムフフと薄ら笑いを浮かべますから。