うらばなし
「ならば、殺戮犯の話でも書けばいい」
書こうしました。なのに、なのに……!
なんか頭からあのメリーさんがにんまりと笑って、後ろにいるような感じがして、なんか猫は何もないとこじーっと見ているし、視線感じるしで、もーこれは僕コロ書ける精神状態じゃない!
誰か助けてー、はっ、そうだ。みんなに助けてもらおう!
と、怖さ吹き飛ばすために茶目っ気溢れるノートを置いたわけです。
「で?きちんと眠れたのか」
何の夢かは分かりませんが、朝起きたらこの時期に寝汗びっしょりで、やけに胸がざわめいた嫌な寝覚めでした。いったい何の夢を見たんだろう。
「手遅れか……」
へ、手遅れって、い、いいいったい何が!何を知っているんですか、ロードオォォ!