うらばなし
ーー
あちー、あちー。
ク「業火に呑まれたリアクションがそれか」
温暖化した地球に比べれば、マッチです。
ク「マッチでも火傷しそうなもんだけどな……」
そこは冗談で、フローリデに助けられました。
ク「ああ、魔法使いらしいことをしていない魔法使いか」
【三番目の奔放】とか言ってますが、昼はカフェ、夜はバーのお店を経営するママです。私めお酒飲めないので、昼間に行けば、日替わりランチ出してくれますよ。
小さな隠れ家的店なもので、メニューはそれ一つですけど。
ク「……『ママ』?」
クロスー、そこは触れないでおきましょうよー。確かに身長二メートルのムキムキですが、見た目は孔雀、心は乙女の、とてつもなく女性らしい方なのですから。胸だって、揺れるほどあります。
ク「あれは鍛え抜かれた胸筋を動かしているだけだぞ……」
肉体美が間違った方向に行ったフローリデですが、ともかく、これで我が家の魔法使い組みはだいたいは出ましたねっ!
ク「そもそも、魔法使い組みが何年か前の話だから、覚えている奴少なそうだけどな」
ああ、確かにそうですねぇ。
私めも、フローリデの番号は覚えていても、奔放という二つ名を忘れていました。間違ってないよな。うらばなしで魔法使いについて書いているから読み返して来よう。
ク「お前も一読者化すんのかよ……」
はっ、クロスとロードが一緒にお風呂を!
ク「そんなところまで読み返すなあああぁ!」