うらばなし
扉書きが書きたいがために
ミナナ「……、よし」
(天気が良かったから、何気なしに布団を干してみたけど。思いの外、成果が)
ミ「ふかふか……」
(少し干しただけで、こんなに違うのか。あー、しばらく干さずにぺったんこだったから。今夜は熟睡必須。いや、もう昼間から寝る。しばらく眠っていよう)
ミ「あ」
(しまった。ミネラルウォーター切らしてたんだ。暗くなる前に買いに行かなきゃいけないか)
ミ「はあ、仕方がない」トボトボ
ーー
カルツ「ミナナー!水切らしていたみたいだから、買ってき、た、よーーって、留守か」(ガックリン)
カ「帰ってくるまで待つか。ミナナのベッドなら、ゆっくりとでき……なっ!」
(ミナナの匂いが薄くなっている!?)
カ「な、なんで、こんな……。そうか、布団を……!」
ミ「またあなたは、勝手に人の部屋に入ってますか」
カ「ミナナ!」
ミ(ビクッ)
カ「どうして言ってくれなかったんだ!せめて布団を干す前に一言あれば……」
ミ「人の布団で何しようとしているんですか」
カ「ふかふかな布団よりも、ミナナが使い古した布団の方がいいのに」
ミ「私はふかふか布団がいい、ごくごく普通の常識人なのであしからず」
カ「そうか。ミナナと一緒に寝れば、問題解決……!」
ミ「あなた自身の頭の問題は解決するどころか、より酷くなってますがね……」