うらばなし
「はっきりと言って、皆さんを驚かせるのもいいと思いますが」
あえてその作品で語る必要はない事柄だと判断したまでです。
ただ匂わす程度になったのは、彼らが“それっぽい会話”をするからに違いありません。
まあ、普通に聞けば教えてくれるでしょうけど、その作品内で聞く人なんていませんから、書いてないだけです。
「何か、これを読んでいる人にお得感を与えるためにも、ちょっとだけ話してはいかがですか」
えー、分かりやすいので言えば、キャラバトのラスクとシャルロッテでしょうね。
同じ吸血獣であり、『厨二病に小説書かされた』にあるように彼らは知り合い、追って追いかけられる仲だったりします。
「これも閉じられた作品の話ですよね」
はい。そこをつけば、『逝きたいが生きたい』に出た黒い吸血獣もラスクたちの知り合いです。