うらばなし
「おかえりなさいませ、ごしゅ――」
やめっ、姫にとんだ過ちをしてしまいます!
「ただの冗談ですよ」
だからといって、そんな真似はよしてください。あなたがやると相当な破壊力ですから。
ハートブレイクアタックは愚か、理性まで弾き飛ばすから姫に何かをしてしまうんじゃないかと。
クロスに追われ、ロードにいびり殺されてしまいます。
「そうまで言うならやりませんが、せんせーさんから聞けましたか?」
はい、みょょんと電波飛ばして聞いてきました。
端的に言えば、『時音とは付き合いが長いから』だとか。
「付き合い長いとしたら弟子のタダシ君も長い気がしますが」
何でも、時音さんは自分の名前を気に入っているらしく、発音から漢字の書き取りまでせんせーの頭に無理矢理覚えさせたそうですよ。