うらばなし
マンナカ
年齢不明。
雌雄不同体。
単一性、雄。
現段階は大型犬。犬種としてはドーベルマンが近いが、色合いは黒色のみ。
もとは“冥界の門番”(ケルベロス)としての務めを果たしていたが、あることがきっかけに三つ首の内の二つを失った。マンナカという愛称は残っていた首の位置から。
本来の姿となれば巨大な化け物であり、なくなった右と左の首はそのままで腐った断面(肉)から“腐敗首の忠犬”とも言われる。
首により性格が違うために雄と雌が混在していた。雌雄同体とは違い生殖器はなく、また子孫も産まない完全なる独立個体である。
残った真ん中の首については単一性(自我)で見れば雄よりだろう。
毅然とし、媚びを売らず、礼節を持った忠犬として、今現在は姫たちが住む屋敷に住んでいる。
大の甘党。
今のお気に入りは、ロードが淹れた紅茶にドロドロになるまでハチミツを加えた飲み物。
食べ物にしても砂糖やハチミツを入れなければ食べない偏食家でもある。