うらばなし
「おまっえ、いきなり洗濯板を投げてくんな――って、なんでびしょびしょなんだ?あ、やっぱり水遊びでもしてい、だっ」(ガコッ)
「ビルディ、一つ聞きたい」
「はいはい」
「何をやらかした」
「嫌ですねぇ、そんな私が悪いことしているみたいな口振り。私は笑いを提供しているだけです」
「やはり君の差し金か。全身緑の禿げ頭に水鉄砲くらったぞ」
「ロードが会ったのは河童さんですね。ふむ、河童さんは威力40のみずてっぽうが使える、と」
「何のメモだ。どこから用意したあんなの」
「此度、五ページ刑に処された方からある鍵を入手したのですよ」
「鍵……?」
「てってれーん。どぉこぉでぇもキー」
「姫、なんの真似ですか、それ……」