うらばなし
「いつになったら真相にたどり着くのでしょうか。『さらば、ヒャッハー』の時もそうでしたが、伏線ばかり貼りますよねぇ」
焦らすわけではありませんよ。物語の完璧なる完結のための筋道、通過点、必要不可欠である物語ですから。
それを踏まえれば、今回の『罪語りて所在の月を見る』はかなり意味あるものとなりました。
息を呑める完結編に更なる拍車をかけてくれることでしょう。何せ、重要なキーパーソンと人物が揃いましたから。
「例の『かごめの人』やトーマさん、そうしてあのフクロウについてでしょうか」
前回から散りばめた伏線を回収し、また新たに散らばめました。わたるんの呪いについても漠然となり分かっていただけたとも思いますし。
クッ、次回は重苦しくシリアス一色にしよう。
「嫌な笑みですねぇ。次回と言いますが、いつ頃でしょうか」