うらばなし
史上最高のヤンデレ
ぬぬぅ……。
「枕に顔を埋めて、何やら足をバタつかせていますね。黒歴史ですか」
似て非なるものですが、気分はまさにそんな感じかもしれません。
「おやおや、未だに中二病が抜けていないのに何を恥ずかしがるというのですか」
ちっが……、中二病は帝なだけであって、私は普通です!
突風が吹いたときに「きたか」と言いたくなりますが、言いませんし!
「それは危うい感じだと思いますがね。中二病でなければ、何を恥ずかしがっているんですか」
昔の作品をいくつか読み直しました。
「前々から文章力がないとかそんなこと言ってましたよねぇ」
今はそうでもないんですが、書き始めた当初は、ええ何というか『夢に溢れていた時代』でした。