うらばなし
「だから恥ずかしがっていたのですか」
まあ、それもありますが、同時に教えられましたね。私はまだまだ成長過程だと。
昔と今の文章力表現力を見比べると雲泥の差があり、少なくとも『昔よりは上手くなった今』を鑑みて、『今より先はどうなんだ』と思いました。
物語を書けて少なからず満足し、成長していると思っても、極端な話、五年後の私は今の作品を見て、『未熟な』と恥ずかしがるのだろうかとか、まあ、そんな、私はまだまだ『成長しがいある物書き』なんだなぁと思うわけです。
「私には『満足はしていけない物書き』と聞こえますねぇ。もっと高みを目指すと――見えない頂上ばかりに目を置いているような」