うらばなし


「そんな姫だからって、私にはイケナイコトを言う権利はないのですか」


え、なんで泣きそうになってんのっ。


「あんなことやこんなこと、おやすみからおはようまで添い寝して、耳元でちょっとそっち系のことを囁くご奉仕もしちゃいけないのですか……?」


え、え、あ……ひ、ひひ、姫っ。


「お試し版としてとりあえず、30分コースでも――って、あ」(ヒョイ)


「冗談にしてもからかうにしても、今回は節操がなさすぎる。来い、姫として――一国の主としての振る舞い方をまた俺が一から君に教えてやろう」


「ええと、ロード。冗談と分かっているなら、大目に見ては……」


「教育半日コース。逃げ出したら、一週間おやつ抜きだ」


「…………」(助けてくださいな姫の眼差し)


……(目を背ける)


「(´;ω;`)ブワッ」


「顔文字お面で誤魔化せると思うなよ」


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