うらばなし
ハピバッ、その後に
「わたるんさんを私もお祝いしたかったですねぇ。こうして特大クラッカーを用意したというのに、何故か、わたるんさんのもとに行けないという……うらばなしは私の領域下であるのに、本当、何故でしょうねぇ」
目元に影を作って、にっこりなさらないでください、怖い……
「私も行こうとしたのに、壁?とでも言えばいいのでしょうか。うらばなしで色んなことできるはずが、『わたるんハピバッ!』の章だけ、足を踏み入れることができませんでした」
ああ、基本、うらばなしで姫と喋る今は、現在進行形ですからね。『わたるんハピバッ!』の章は、わたるんたちの触れ合いを、私が『こんなことありましたー』的な感じで書きました、いわば事後の話。うらばなしを渡れる姫も入ることができない一時たる物語(できごと)ですから。
その物語(時)にいない姫が介入できないのも当然、終わったあとに内容変更はできませんよ。