うらばなし
「い、いえ、これは、シルクが肌に張り付いて――って、違います違いますっ、い、や、違わないけど、違いますから、すみませんっ!俺が先に出ます!」ダッと駆け足で。
「ああ、クロス。濡れたタイルは滑りやす――」
「どわっ」つるんっ
「い、と言って――おや」
「ひめ、よけっ」(姫巻き込み、すってーん)
「……」
「つうぅ……、ひ、姫!?だ、大丈夫ですかっ、あ、あのっ」
「きゅー」(ばたん的なあれ)
「うわあぁ、姫!し、しっかりなさってくださいっ」
「きゅー」(ばたん的なry)
「な、ど、どど、どうすればっ。え、ええと、こういうとき、は、何をっ、意識確認って、ないない、ないからっ、何かしなきゃいけないのに、何すりゃあ」