うらばなし
「あなたのヘブンズでもないですが。肝心のわたるんさんは、その辺りはどうなのですか」
わたるんもわたるんで、阿行の好きはライク側と思ってますからねぇ。娘に好きと言われる父親のように、いつかは言わなくなるだろうと阿行の良いようにさせているみたいです。
「お節介でわたるんさんに『阿行さんはあなたのことが』なんては言えませんね」
見守るに尽きますが、わたるんも案外にぶにぶなんですよねぇ。さざめきもにぶにぶ100%と言うぐらいに。二人の恋は実るのか、正直、何とも言えません。
「だからの見守りですよ。お二人の邪魔をせずに、微笑ましい気持ちで見るに限ります」
そうですよねっ。
わたるん羨ましいなぁとか、Iカップどんな感じだろうとか、今日はノーブラなのかとかの詮索妄想はしない方が……って、また何を言わせますかっ。
「自爆の爆弾発言ですよ、それは」