うらばなし
ぶふっ。
ちょ、過激っ。串が刺さったっ。
「気持ち悪い言い方をするな」
「それはそうと、もうそろそろ花火を上げなければなりませんねぇ」
「上げるって、姫が花火を打ち上げるんですか」
「ええ。700ページになりましたし、記念の花火でも、よいせっ」
それ、大砲ぅぅぅ!
「花火と言ったら、やはりこれでしょう」
違う、断じてっ。常識を履き違えないで!
「着火!」
「ダメです、姫!あぶなっ」
「ならば、ポチっと」
「させるか」
「酷いですねぇ。これでは祝砲を上げれませんよ」
上げた途端に、何もかもが消え去りますよ……
それに今回は、何も姫が打ち上げずともお祭りですから花火ぐらい用意していますよ。