うらばなし
「つまりは?」
きりきり舞いは変わりません。むしろ酷くなるかも、です。
「執筆を疎かにして、私たちを捨てるのですねっ」
え゛っ。
「仕事と私、どっちが大事なのよっ」
もちろんお前だ、お前を一番に愛している!――って、なんだこの茶番んんっ。
はあ、いや、それは姫並び読者の皆様に悪いと思いますが、今のうちに稼いで稼いで稼ぎまくらなきゃ、後々後悔しますからね。
「分かっていますよ、あなたの事情ぐらいは」
人は生きているだけでもお金を使うのです。引きこもったとしても、食費なり電気代なりと、せちがらい世の中、やはりは自分のことは自分でしなければ。