うらばなし
マンナカが出ない理由は、あくまでも彼がうらばなしに来ないからであって、私のせいではないと言ってみる。
800ページですよ。
「へー、もうそんなになるのか」
なのに問題がっ。
「姫ならもう大砲打ち上げないぞ」
わあぁい、問題解決ぅ――って、ちがうっ。
そちらの問題ではなく、気づいたんですよ、私め!
「何をだ」
マンナカとの心の距離が縮まらない!
「……」
マンナカ出演が550ページあたりからだというのに、以降、なんだかマンナカとのふれあいが少ない気がするんですよっ。
「それは単に、お前がマンナカを書かないだけじゃ……」
身も蓋もないこと言わないでっ!
げほん、違うのです。マンナカが私めを毛嫌いして、こちらに遊びに来ないのですよ。
「ああ。マンナカは姫にしかなつかない、生意気な犬だからなぁ。どうしても誘いたいんなら、餌付けだ、餌付け」
はあ、これだから童顔は。まだマンナカを犬とほざくか。