うらばなし
小説の登場人物(異世界人)が日本語ペラペラな理由って、やはり総じて、結局のところ、これなんだと思う。
た、たた、大変だああぁ!
「ヤンデレがあっちに逃げていきましたよー」
マジで大変じゃねえかっ!?
あ、いや、そうじゃなくてですねっ。私め、大発見をしてしまったのですよ!
「ほうほう。なんでしょうか」
前回、『鳥籠監禁』が『烏龍茶』に見えたと言いましたが……
『烏龍茶』の『烏』って、『鳥(とり)』という漢字ではないのですよっ!
「今、ロードが甘栗モンブランを作っているんですよねぇ」
ごめんねっ、期待に添えない話題で!
「ええ、まったくもって。それを言えば、『完璧』の『璧』は、『壁(かべ)』ではないや。『絆創膏』の『絆』の右側は『半』のように逆八の字ではなく、八の字のまま――外はらいだとも気づいていませんね」