うらばなし
五年ですが、本格的活動となると二・三年ほどですね。
この間に、夢が叶わないならば、それはもう、『現実見ろ』つまりは『諦めろ』という声もあります。ええ、実を言えば、何度も挫折しそうになりましたが、結局、私めはあなたたちのもとに帰ってきてしまう。
「帰るべき第二の場所でもあるからな、作品(ここ)は」
だからこそ、思う。
私は、あなたたち――この頭にある数多の世界とは切っても切り離せない縁があり、ふとした時があれば、決まってあなたたちの物語を思い描いている。
習慣となったか、もしくは癖か。私はもう、どこに行こうが、あなたたちのもとに帰ってくるようになりました。憩いなんですよ、もはや。