うらばなし
「――、生きているよ、君は。きちんとな」
はい。
夢見がちになっていいなら、私は永遠に物語を書いていますよ。
それが出来ないと分かっているからこそ――いえ、言われるまでもなく、何よりも当人が分かっていることでしょう。
『現実を見ろ』
だから、私は――現実を見ながら、夢を見ます。
「切っても切り離せない夢を、か」
現実優先にする以上、あなたたちと会えない日が多くなることもありますが、私は続けます。10分だろうが、5分だろうが、合間があれば、必ず物語を書くないし、想い描いてみせる。