うらばなし
ハッピーエンドの意味を如実にしたいがため。ずっと幸せだなんて、それは単なる終わらない日常なんだ。
「君は……コメディならば、コメディ一色の作品を書けないのか」
なぜ犬っちが、ああも裏表激しいのかの理由を載せたら、ええ、シリアス展開になってしまいました。
誰も予想だにしない展開と言いますが、ただのコメディでは終わらせない、読む人の印象に残るような話を心がけてはいますが……んー、失敗だったかな。
「せめて、別作として書けばいいものの」
ストーリーの“流れ”というのが出来てしまったんですよ。
あのシリアス展開は、起承転結の『転』とも言うべきか。そこを抜かして書いたら、何か味気ない物語になるんじゃないかと思いましてね。
ああ、でも、もっと上手いやり方なかったのかと思ってしまう。コメディなら笑わせるだけでいいのに。