うらばなし
死神の羨望


何の因果か、ウスラーの物語を書いてしまった。


「川堀さんの物語ですね」


わたるんといっしょ、で触れた過去話ですが、うわぁ、ウスラー純情だなぁ、と読み返して思いましたよ。


「五十鈴さんは、色々な方に影響を与えますよねぇ。わたるんさんから、トーマさん、そうして川堀さんと」


五十鈴自身が嫌悪するお節介でも、やはり何かしらの意味はあるのでしょうよ。感化されてしまうのかもしれませんね。


にしてもウスラー、ウスラーなのに、ウスラーに似つかわしくないことしちゃって。


「ストレスで薄くなったにせよ、もしかしたらこの時は、ふさふさだったのかもしれませんよ。にしても、『自殺するならば、死ね』だなんて、またストレートな言葉ですね」


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