うらばなし
千羽鶴って、私は病人でしたか。
「お前、姫が作ったものに不満があるのか!」
この頭部分が潰れている鶴は、童顔な方が作ったと予測します。
「違うっ――あ、いや、確かに作ったのは俺だけど、む、難しかったんだから仕方がないだろう」
そうして、定規使って折ったようなカクカクした鶴はどこぞのママ作でしょうか。
「見栄え悪いものを作る単細胞がいたからな。カモフラージュだ」
「おいっ」
マンナカは、さすがに折れませんよね。
「……」チョイチョイ
おおっ、クロスよりも上手いこの鶴はマンナカが折ったのですか!
「っっ、一言余計だぞ!」