うらばなし


「はい。私もあなたが“特別”ですよ」


「姫、それは……」


「分かっているはずですよ、“この意味”が。それでもあなたは、私を特別扱いできますか?」


「――、扱うんじゃない。俺はただ、姫を守りたいだけですから。あなたのお側に仕えたいだけだ」


「騎士道そのものですねぇ、あなたは。そのあたりは、ロードと掛け合わせて、いい具合となるのでしょうが」


「俺はあいつよりも、姫への忠義がありま――いだっ」


「また、見事にお盆がクリーンヒットしましたね」


「つぅ……くそっ、どこから投げてきたあいつー!」


「あっちからみたいですよ」


「あっちですねっ。姫、少しあいつの根性叩き直して来ます!出てこいっ、こんの大馬鹿主夫があぁ!」(ダダダダダッ)


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