うらばなし

「たくさんあるプロットも気になりますが、プロットから小説を書くまで何を考えているのかなぁ」

はあ、ええと、言葉にすると難しいですね。


『人は何故考えるのか』の議題が出ますよ。


人が考えるのは脳があるからですが、しかして脳の何が『考えよう』となるのか。考えようとはつまり、興味を持ったという感情的な部分を指します。感情的な部分ならばまた脳が関係しますが、そもそも感情とは何かに繋がり――


「難しい迷路に迷わないで、率直に教えてください」


とりあえずは、頭にプロット詰め込んでいるだけです。


「率直すぎますね」


例えようがありませんよ、これは。強いて言えば、記憶の引き出しがあり、そのストーリーを書きたい時にプロットを引き出しから取り出す。Ａのストーリーは左から二列目の下から二段目の引き出しに保管してあるから取り出す……とは言っても、人間、『思い出す』という行為にいちいち引き出しはイメージしないでしょうねぇ。


これが今必要だと思えば、“これ”は出てきますから。