【完】私と息子に幸せをくれた人(中篇)
私の中に眠ってた、モデルの潜在能力を、春風さんが導き出してくれてる気がした。
芝生に座れば、春風さんが私の足に頭を預けたり、2人で空を見上げて、撮影は無事に終了。
私は「お疲れ様でした」と、みんなに声を掛け、零士に駆け寄った。
「パッパ!パパパラ!」
すると、零士が春風さんを指差して叫んだ。
私は零士に「パパパラ?」と聞き返す。
「うぉー!パパって呼んだ!」
スタイリストさんと話してた春風さんが私たちに駆け寄って来た。
…“パパ”ではかいかと…。
そう思ったけど、私は口に出す事が出来なかった。
春風さんが、嬉しそうに零士を抱き上げたから。
芝生に座れば、春風さんが私の足に頭を預けたり、2人で空を見上げて、撮影は無事に終了。
私は「お疲れ様でした」と、みんなに声を掛け、零士に駆け寄った。
「パッパ!パパパラ!」
すると、零士が春風さんを指差して叫んだ。
私は零士に「パパパラ?」と聞き返す。
「うぉー!パパって呼んだ!」
スタイリストさんと話してた春風さんが私たちに駆け寄って来た。
…“パパ”ではかいかと…。
そう思ったけど、私は口に出す事が出来なかった。
春風さんが、嬉しそうに零士を抱き上げたから。