【完】私と息子に幸せをくれた人(中篇)
着替えを終え、付け睫だけをピッと外し、私は楽屋を出た。
機材や大道具を運ぶスタッフさんに「お疲れ様でした」と頭を下げてると、隣の楽屋の扉が開いた。
私は「零士!」と近寄ると、零士は春風さんの肩に顔を乗せて寝てる。
「重たいですよね;;」
私は零士を抱き上げようとする。
でも、「大丈夫だから行こう」と制された。
私は「すいません;;」と言いながら、春風さんから鞄を受け取る。
零士を抱いて貰ってるんだから、これ位は常識だよね。
私は受け取った鞄と、自分の鞄を片手で持ちながら、オムツ換え用に持ち歩いてるタオルを零士に掛けた。
機材や大道具を運ぶスタッフさんに「お疲れ様でした」と頭を下げてると、隣の楽屋の扉が開いた。
私は「零士!」と近寄ると、零士は春風さんの肩に顔を乗せて寝てる。
「重たいですよね;;」
私は零士を抱き上げようとする。
でも、「大丈夫だから行こう」と制された。
私は「すいません;;」と言いながら、春風さんから鞄を受け取る。
零士を抱いて貰ってるんだから、これ位は常識だよね。
私は受け取った鞄と、自分の鞄を片手で持ちながら、オムツ換え用に持ち歩いてるタオルを零士に掛けた。